『
もしかすっと人生自体ナンセンスなのかもしんないよ』・・・っと。
寒空の中、タバコをプカプカ徐に口ずさんでいた・・・まぁ、とある
マイナーな歌の歌詞の一節なワケですが。
その歌の第2パートの出だしの部分にはこうあります。
『
裏切られたりすることは
そうたいした事じゃないよ
信じられなくなる方がそれよりこわい
他人(はた)から何を言われても
大切にして守らなきゃ
その都度変えていたら何も意味が無い』
好きな歌だし一見良い歌詞に見えるけど・・・どこか引っ掛かる。
前半は確かにその通りに聴こえるんだけど、信じられなくなるのは
裏切られるからであり、裏切られるから信じられなくなるモノだろう。
故にその二つは過程と結果であって別途なモノではない気がする。
後半は人間の信念や芯の部分について歌っているのだと思うが、
だとすると、この歌のサビである「人生自体ナンセンス(無意味)」
という部分と矛盾しているようにも感じる。
「人生なんて無意味かもだけど、信念は大切に持ちましょう」て。
・・・やたらと説得力ないな。
調べてみたところ、作詞/作曲したのは当時25.6歳の人か。
言葉に重みを持たせるにはまだちょっと経験不足な感じがするな。
・・・まぁ、そんな歌なんて世の中にごまんとあるし、歌詞もろくに見ず、
作詞家の伝えたい意図にも目を向けずに名曲とか崇める薄っぺらい
聴き手がいるのも事実か。
・・・ま、名曲の定義なんざ曖昧だし、その人が好きならそれでいっか。
名曲とは思わないけど、俺はこの歌好きですし。
『
もしかすっと人生の意味は作るものなのかもしんないよ』・・・っと。