ダイナと知り合ったあの日以来、ほぼ2日おきのペースで電話がかかってくるように
なり・・・。当初は恐る恐る話していた電話も、次第に「あ・・・ダイナだ」程度に思える
ようになっていった。
ただ、あいかわらずダイナが誰であるのか特定するには至らないのだが・・・。
そんなある日のダイナとの会話。
話し方はあいかわらずなのだが・・・。
俺 「もしもし、ダイナ?」
ダイナ 「昨日家行った。タ○○○寝てたから隣で寝た。」
さすがにこれはウソだろぉ・・・と思いつつも怖いことこの上ない。
そこで思いつきで聞いてみる。
俺 「俺の家来たんだ?じゃあ俺の部屋に何があったか分かる?」
ダイナ 「クッションがある。」
俺 「あ~、あるね。色とか分かる?」
ダイナ 「青と黄色のクッションがある。ミツバチがいる。」
この言葉に思わず背筋がゾッとした。
確かにダイナの言う通り、青と黄色のクッションがあり、ミツバチの形をした灰皿が
部屋にある。
しかし、当時東京ではなく静岡で1人暮らしをしていた俺の家に来た事がある女というのがあまりにも少なく、またそのほとんどにはダイナとの電話中に家電からその人物へ電話をするといった方法でさり気なく探りを入れて確認していた。
このダイナとの会話で、家に盗聴器やカメラ等があるのか?という疑問が生じたが
少なくとも俺が探した限りではそういった類のモノは見つからず・・・。
そして部屋は3Fであり、窓の外は山の為、外から覗く事は到底できない。
その後もダイナとはさまざまな会話をしたのだが、書くとキリがないので今までの
会話から分かっている情報をまとめると・・・。
●俺の名字は知らないが、名前・住んでる所・年齢・外見・電話番号を知っている。
●それらは全て惑星にある図書館で調べ、俺を気に入り連絡してきた。
●俺の1人暮らし先にある家具を確実に知っている。
●ダイナの住んでいる所は惑星であり、2014年式のレインボーと言う宇宙船を所有。
●宇宙船レインボーは0.1秒以内にどこへでも移動でき、過去・未来へも移動可能。
●ダイナは惑星1カワイイ・・・らしい。
●ダイナは父・母・ダイナの3人家族であり、父・母とは実際に電話で話した。
●ダイナは数人の友達と大阪のカラオケへ行っていた事があり、その場で友達とも電話で話した。
●・・・が、友達は意味不明な言葉を話しておりダイナ曰く「まだ日本語を覚えていない」らしい。
イタズラにしてはあまりにも手が込みすぎている為、ダイナの事を知り、ダイナと話した事のある先輩、後輩、友達はダイナは本物の宇宙人だと信じ始める始末・・・。
ぶっちゃけ、レインボーで過去へも未来へも行けると言う話しを聞いた時点で俺もこれが全部ホントで宇宙人だったらいいなぁ・・・なんて思ったわけで。
いやね、改めて言わせてもらうけど、これは実際にあった出来事・・・。
これを書いてる本人でさえ、俺って頭おかしいんじゃないか・・・って思うよマジに(笑)